7球団競合の末、日本ハムにドラフト1位指名された清宮幸太郎内野手(18)=早実=が16日、都内の明治記念館で契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で仮契約を結んだ。高卒の最高条件は球団ではダルビッシュ、中田、大谷に続いて4人目。高校歴代最多とされる111本塁打を放ったスラッガーは、将来の中田超えを誓った。
【写真】12年の日本ハム戦で始球式を務めた際に撮影した栗山監督とのツーショット写真を手に笑顔を見せる清宮(カメラ・中島 傑)
この日は発表されなかった清宮の背番号。球団では「1」と「11」が有力候補として検討されている。
球団内で推す声がある「1」は早実の先輩である王貞治氏(ソフトバンク球団会長)が現役時代につけた番号。清宮は王の持つ世界記録の868本塁打を目指している。現在「1」は、同じ早実の先輩で小学1年時、夏の甲子園を見て野球を始めるきっかけとなった斎藤が背負っている。斎藤は今季「18」から「1」に変更も1勝止まり。斎藤にとっては心機一転するメリットもある。
また「11」はダルビッシュ、大谷が背負った番号。大谷がメジャー挑戦を表明した会見は11月11日午前11時に行われた。高校通算111発の清宮が「1」か「11」を背負えば、スーパースターの「1の系譜」を受け継ぐことになる。清宮ら新人選手の背番号は今月下旬に予定されている新入団選手発表の場でお披露目される予定だ。